[心に響く写真を撮りたい]

― touch the heart ―


第2回 [街] 台北101周辺を歩く

 

私は台湾に住んでいたことがあり、特に台北に住んでいた時はよく出かけました。

親日家の多い台湾はとても住みやすく、日系の百貨店などもあり、ここは台湾か?

と思わせるような場所もあります。そんな台湾の首都台北の街をスナップ写真や

少し加工した写真で少しずつご紹介したいと思います。



会社から派遣されて毎月台北で開かれる研修に参加していたことがありました。ある日その研修を終えて最寄の地下鉄の駅へ行く途中でふと見上げると虹が台北101の根本から伸びているのを発見。これは面白いと思わず鞄の中に入れていたコンパクトカメラを取り出して『バシャ』と撮った写真がこの1枚です。虹はほとんどが数分で消えてしまいますので、この時はラッキーでした。

台北101は観光で来られる方は一度は行かれるのではないかと思います。私もそんな日本から来られるお客さんを連れて台北101を何度か訪れています。台北101というと年末のカウントダウン花火が有名です。私も妻と息子を連れて一度だけ少し遠くからですがこの花火を見たことがあります。台湾とはいえ12月31日はかなり寒いんです。




当時私は台北の少し南に位置する桃園の近くに住んでいました。台湾にとって本当のお正月は春節なので日本と違って12月31日は通常通りびっしり仕事をしています。寒い日でしたが、幸い天気は良く仕事を終え妻と息子を連れていざ台北へ。台北101の近くだと息子が人の波に潰されるのでダメ。人から聞いて数キロ離れた民權大橋へ行くことに。着いたのが夜の9時だったのですがまだ誰もいません。『本当にここなのだろうか?』と思いながらも橋の真ん中へ。橋を進むと確かに台北101が見えて来ました。 

この寒さの中待つこと2時間。夜11時を過ぎてようやく人が集まり始めました。『そうか!これぐらいの時間からくればよかったのか。』地元の人達はよくわかっているんですね。さぁ、ようやく午前0時。カメラを構えて花火が上がるのを待ちます。『バンバンバン』5分ぐらいだったでしょうか? あっという間に終わり。そして残念ながら綺麗な写真は撮れずじまいでした。花火が終わるとあっという間に人々は家路に。私たちも桃園へ。帰り着いたのは午前2時でした。まぁこんな台湾の思い出もありかと・・・。



台湾は日本と同じ地震の多いところだからでしょうか、あまり高いビルを見掛けることがありません。台北101は少し離れたところからでも良く見えています。その後台北に移り住むようになり、通勤途中の車窓から見える劍潭駅の裏山へつながる階段が気になっていました。

観光客が来るような場所ではないのですが、ある日一度試しに登ってみることにしました。細い階段と小道を進むと少し開けた所に展望台があり、そこには台北101を望むことが出来る気持ちの良い風景が広がっていました。ここは地元に住んでいるからこそ見れる隠れ家的観光スポットかもしれませんね。


[ コラム2 ] クイック構図


素敵なスナップ写真を撮ろうと思うと露出やシャッタースピードなどいくつかポイントがあると思いますが、私は構図だと思っています。露出は後から多少補正することが可能です。構図もトリミングにより多少修正することは可能ですが、一番撮る人の気持ちが現れるのが構図だと思います。しかも、スナップ写真ですから、じっくり構図を考えている時間はありません。

瞬間的に構図を決めてシャッターを押さなければなりません。

それでも良い構図で撮影するには、やはりたくさん撮影して自分の撮影スタイルを定着させることです。私は広角レンズで被写体に寄ってデフォルトで撮ること。50mmぐらいの明るい標準レンズで背景をぼかすのが好きです。こういう得意な写真ならば比較的早く撮れます。要は自分の撮影スタイルを作ることです。